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昨日からの雨が嘘のように2時間目の課外撮影の授業になったら、天気がよくなった。デジタルの操作を来る前に説明して、芸術館で撮影。カメラを片手に一斉に写真を撮り始まった。課題は、人の撮影で、人を同じ位置に立たせて、写す方が、東西南北と位置を変えて撮影して、光の廻り具合確かめる撮影だった。
さすがにみんなは元気に芸術館の周りを走っていたり、真剣に撮影をしていたりと、人数分の個性で動いていた。
最近のデジタルカメラは、フルオートに近いカメラで、プリンターとの操作を旨く設定すれば、ある程度補正されて奇麗にプリントされて出てきてしまうので、かえってカメラの設定が逆に厄介になることがある。カメラの操作の統一されていれば良いのだか、メーカーごとにバラバラだ。生徒が時々撮ったものを見せてくれる。面白い写真が見られる。もちろん、教えているのだが、教えてもらっている面もあるのかもしれない。
飛び上がる写真のポートレートを写真にしている写真家がいる。その写真か曰く、人間が飛び上がったときの顔が嘘のない顔だとその写真家は言っていたが、本当かどうかは解らない。
先日、アニー・リー・ボビッツの映画を上映していたが、彼女は、ジョンレノンとオノヨウコの裸で2人でいる写真を撮影したカメラマンである。撮影したその5時間後にジョンレにノンは銃に倒れたのだった。
写真はその写真がジョンレノンの最後の写真となったのである。彼女は、ポートレート専門で写真を撮影してきた、写真集アメリカの神々では、今では有名になったアーノルドシュワルツネッカーなどがボディービルダーとして写っているのが面白い。その他、人の写真が表情とともに、シリアスに写っている。
私が好きなポートレートを撮影する写真家は、リチャード・アベドンである。彼はやはり、彼女と同じアメリカ人の写真家だが、彼の写真は、写真から出る人の内面性まで写真から読み取れて、今、何をして、何にこだわっていて、どのように考えているのだろうと想像できる写真を見る側に写真としてみせるのである。
ポートレートとは、奇麗に写真を写すことから、人の性格が映し出される写真を撮ることが出来る人は少ないが、そのような写真を撮れるようになれれば、良い写真が撮れたと思うのだろう。